研究課題
基盤研究(C)
糖尿病性腎症では血管内皮細胞障害、細胞外基質の蓄積などを基盤とする多様性に富んだ組織像を呈する。糖尿病性腎症の腎生検例を用いて、腎組織病変と予後との相関、臨床所見との相互関係の観点から解析を行った。生検時の腎機能、蛋白尿、糖尿病性網膜症などの臨床所見と有意に相関する病理組織パラメーターを認めた。また、腎機能予後においても、密接に関連する組織変化が存在することが明らかとなり、組織像から見た予後不良予測因子の抽出が可能であった。糖尿病性腎症の病理組織所見は臨床所見ならびに腎機能予後と相関し、糖尿病性腎症において病理組織像の詳細な解析が重要であることが示めされた。
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