研究課題
基盤研究(C)
微小浸潤肺腺癌で高発現している遺伝子OCIA domain containing 2(OCIAD2)の蛋白特異的な合成ペプチドによるウサギポリクローナル抗体を作成し、小型肺腺癌133例、卵巣粘液性腫瘍118例を用い免疫染色を行った。肺癌ではOCIAD2の発現と予後の間に相関は見られなかったが、正常肺組織ではほとんど発現を見ないのに対し、多くの腫瘍細胞で発現がみられたためOCIAD2の発現は腫瘍特異的と考えた。卵巣粘液性腫瘍ではOCIAD2の陽性率は腫瘍の組織型(悪性度)との間に有意な相関がみられ、組織学的に乳頭状増殖部位や間質浸潤部位に、強い陽性像が認められた。卵巣粘液癌では腹水や血清中にOCIAD2 の分泌があると予想されるので、その濃度測定系を作る目的で、卵巣粘液性腫瘍由来の細胞株をヌードマウスに移植し、その腫瘍を採取しOCIAD2の発現を確認した。
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