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2008 年度 実績報告書

肝癌細胞-肝星細胞間のがん間質相互作用におけるADAMの役割と分子機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 20590371
研究機関岩手医科大学

研究代表者

小谷 康慈  岩手医科大学, 医学部, 助教 (50433488)

研究分担者 増田 友之  岩手医科大学, 医学部, 教授 (10199698)
前沢 千早  岩手医科大学, 医学部, 教授 (10326647)
及川 浩樹  岩手医科大学, 医学部, 講師 (50285582)
キーワード肝線維症 / 肝星細胞 / エピジェネティックス / 肝炎 / 肝硬変 / ADAM
研究概要

本邦における肝炎ウイルスの汚染率は高く、肝炎・肝硬変などの肝線維症を経て肝癌を発症する例が多く、大きな社会的問題となっている。肝の線維化には、肝星細胞(hepatic stellate cell:HSC)が重要な役割を担っている。HSCは正常肝ではvitamin Aを貯蔵し、静止期と呼ばれる状態にある。
肝臓に肝炎ウイルスやアルコールによる慢性的な障害が加わると、肝細胞、Kupffer細胞、リンパ球、類洞内皮といった周囲の細胞から分泌されるサイトカインの影響を受け、形質転換を起こし、増殖能の亢進や細胞外マトリックスを過剰発現する活性化した状態になる。また、活性化したHSC自体も様々なサイトカインを分泌し、オートクライン・パラクラインに肝臓の炎症および線維化を増悪させる。当該研究課題では、ADAM (A disintegrin metaloprotenase) familyのknock-down inducible cloneによる同所移植モデルを用いて、肝癌細胞-活性型肝星細胞間の「がん一間質相互作用」におけるADAM familyの役割についてin vivoで解析したい。
本年度は以下の研究成果を得た.
1,テトラサイクリン添加時にADAM familyをknockdownすることが可能な、ヒト肝癌細胞(Tet-kADAM-HepG2)、ヒト活性型星細胞(Tet-kADAM-LI-90)を作成を試みた。当所,knockdown効率が不良でvectorの種類をInvitrogeneからClonetechに変更して効率の良いクローンを選択した.
次年度以降は,これをdouble transfectした制御系を樹立する.当該年度での論文の作成結果の公表予定はなかった.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 費と肝星細胞におけるAngiotensin IIによるEGFRの活性化とADAM17の関連の検討2008

    • 著者名/発表者名
      及川浩樹, 小谷康慈, 他
    • 学会等名
      日本病理学会総会
    • 発表場所
      金沢
    • 年月日
      2008-05-15

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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