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2009 年度 実績報告書

比較ゲノムによるマラリア原虫受精メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 20590426
研究機関自治医科大学

研究代表者

平井 誠  自治医科大学, 医学部, 助教 (50326849)

キーワードマラリア原虫 / 受精 / 比較ゲノム
研究概要

マラリア原虫の受精制御因子であるGCS1は、マラリア原虫の雄側にとって必須な受精制御因子である。GCS1は、マラリア原虫のみならずアメーバ、藻類や他の感染性微生物など多岐にわたる生物において保存されている、現状では唯一知られている受精制御共通因子である。本年度は、メス側の受精制御因子の探索を試みた。ネズミマラリア原虫のマイクロアレイデータからメス特異的に発現している遺伝子群を54個ピックアップし、個々の遺伝子を欠損した原虫を作成した。現在、これらノックアウト原虫をクローン化、クローンの受精能を解析中であるが、受精能が10%以下まで低下するフェノタイプを示す遺伝子を見いだした。さらに解析を進め、最終的にはGCS1との関係を明らかにすることで、マラリア原虫のみならず生物全体の受精現象をGCS1を切り口として明らかにしていく。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Fertilization is a novel attacking site for the transmission blocking of malaria parasites2010

    • 著者名/発表者名
      Hirai M, Mori T
    • 雑誌名

      Acta Tropica 114

      ページ: 157-161

    • 査読あり
  • [雑誌論文] The Plasmodium HU homolog, which binds the plastid DNA sequence-independently, is essential for the parasite's survival2009

    • 著者名/発表者名
      Sasaki N, Hirai M, et al
    • 雑誌名

      FEBS Letters 583

      ページ: 1446-1450

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 光るマラリア原虫2009

    • 著者名/発表者名
      松岡裕之, 平井誠
    • 雑誌名

      医学のあゆみ 230

      ページ: 153-157

  • [学会発表] Malaria parasites reproduce by similar manner to flowering plant2009

    • 著者名/発表者名
      平井誠
    • 学会等名
      第9回あわじしま感染症・免疫フォーラム
    • 発表場所
      兵庫県淡路市
    • 年月日
      2009-09-08

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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