研究課題
基盤研究(C)
C型肝炎ウイルス(HCV)は慢性肝炎を発症、肝硬変、肝細胞癌の原因となるウイルスであり、治療薬として抗ウイルスサイトカインであるインターフェロン(IFN)が用いられている。肥満を伴う患者では治療効果が有意に低下するということが報告されているがその機序は不明である。本研究ではHCVの増殖モデルであるレプリコン細胞を用いて、細胞内の脂肪沈着、及び脂肪組織より分泌されるアディポサイトカイン(adiponectin、resistin、PAI-1)によるHCV増殖に対する影響、さらにHCVに対するIFNの効果へのアディポサイトカインの影響について評価をおこなったが、HCV増殖に対して脂肪沈着、アディポサイトカイン、いずれも有意な影響を認めなかった。
すべて 2009
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)
Journal of Viral Hepatitis
巻: 16 ページ: 506-512