研究課題
基盤研究(C)
インフルエンザウイルスはヘマグルチニンと細胞表面のシアロ糖鎖との結合のペアを入れ替えることで細胞表面を二次元的に運動する能力を持つことが明らかになった.さらにトリウイルスにおいては,ノイラミニダーゼによりシアロ糖鎖を破壊することで後戻りしないというあたかも記憶をもつ(情報処理能力がある)かのような運動をおこなうことが明らかになった.ウイルスの運動様式や情報処理の能力は,ヘマグルチニンのシアロ糖鎖との結合力とノイラミニダーゼの酵素活性のバランスにより調整されていることが明らかになった.
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http://www.kawasaki-m.ac.jp/microbiology/DeptMB/Home.html