研究概要 |
本学の医学英語教育は、2学年では医学用語の基本を学習し、3学年では"Medical Communication":学生は、原著論文を読んで、概要を書き、班毎にプレゼンテーションを行わせ討論を英語で行なう講義を取り入れた。4学年は,各々の臓器疾患別のチュートリアルコースと連動し,英語の講義を実施した.昨年と比べて、講義で少し日本語を使うことにしたので、全くついてこれない学生はほとんどなくなりました。少なくとも、特に3学年と4学年の学生たちが英語で講義行う事をなれてきたし、英語の理解力少し高まった事を考えられる。尚、学生の調査による、昨年と比べて、満足度高めること出来ました。 医学英語教育は、ネーティブ スピーカーだけが実地できるものではなく、ノンネーテェブスピーカーも教えることができると考え、北京大学医学部医学英語科に情報交換と学生調査のため、訪問しました。その結果、中国の医学教育は5年間であり、1年から3年生までで剖学の用語をまず覚えるという点は本学と共通していた。講義数は徳島大学とほぼ岡じ17コマ/年であるが講義時間は倍の120分であった。この間の医学英語の教員は中国人であるが医学英語の専門家であった。4年生のチュートリアルコースでは臨床の教員が、小グループで英語を使った教育を行っていた。5年生は臨床実習が中心となり英語教育は特に行われていなかった。骨格・筋の講義を-コマ担当したが、英語での質問が活発に行われ、北京大学の学生の英語の聞く力、表現力は、いずれをとっても徳島大学の学生に比べ明らかに高いと感じられた。ただ、徳島大学で行っている学生による論文の紹介のプレゼンテーションと質疑応答の講義は、北京大学の学生も教員も強い関心を示し、北京大学でも今後実施することが検討された。アンケートについては現在その調査の分析中である。
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