医療技術の費用効用分析に関する総合的研究

2010 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 20590522
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 医療社会学
• 研究機関: 新潟医療福祉大学
• 研究代表者: 能登 真一 新潟医療福祉大学, 医療技術学部, 教授 (00339954)
• 研究分担者: 上村 隆元 杏林大学, 医学部, 講師 (10232795)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2010
• キーワード: 医療経済学

研究概要

海外の医療技術評価機関を訪ねたり文献をレビューしたりする方法で医療技術に関する費用効用分析の現状を調べ,そのトピックと問題点を整理した.また,費用効用分析で用いられる効用値の評価について,種々の疾患での違いを調べた.世界の主流はEQ-5Dを用いた効用値評価であるが,依然として直接法による測定やその妥当性,信頼性に関する研究も精力的に続けられている現状がわかった.国内ではEQ-5DとHUIを用いた効用値の妥当性と信頼性,感度は十分に高いことが実証された.

研究成果

• [雑誌論文] 健康関連QOLにおける日本語版健康効用値尺度の信頼性の検討-本人回答と代理人回答の一致度について (2011)
  • 著者名/発表者名: 泉良太,能登真一,上村隆元,佐野哲也,佐藤大樹
  • 雑誌名: 総合リハ 39 ページ: 569-575
• [雑誌論文] リハビリテーションの医療費 (2010)
  • 著者名/発表者名: 能登真一
  • 雑誌名: 総合リハ 38 ページ: 398-399
• [雑誌論文] 健康関連QOLにおける日本語版健康効用値尺度の妥当性・反応性の検討EuroQol 5-DimensionとHealth Utilities Index Mark 3を用いて (2010)
  • 著者名/発表者名: 泉良太,能登真一,上村隆元,佐野哲也,佐藤大樹
  • 雑誌名: 作業療法 29 ページ: 763-772
• [雑誌論文] 事例に学ぶ医療技術評価(HTA)のアプローチとその課題 (2010)
  • 著者名/発表者名: 石田博,能登真一,小笠原克彦,下妻晃二郎,白岩健,井上裕二
  • 雑誌名: 医療情報学連合大会論文集 30 ページ: 214-216
• [学会発表] The perspective of Health Utilities Index Mark 3 (HUI3) Japanese version use for assessing care requiring elderly in Japan. (2011)
  • 著者名/発表者名: Noto S, Uemura T, Izumi R, Moriwaki K
  • 学会等名: International Society for Pharmacoeconomics and Outcomes Research 16^<th> Annual International Meeting
  • 発表場所: Baltimore, USA
  • 年月日: 20110521-20110525
• [学会発表] アウトカムに対する個人の評価 (2010)
  • 著者名/発表者名: 能登真一
  • 学会等名: 日本医療情報学会
  • 発表場所: 浜松
  • 年月日: 20101119-20101121
• [学会発表] Changes and differences in the health-related quality of life among patients undergoing rehabilitation. (2010)
  • 著者名/発表者名: Izumi R, Noto S, Uemura T, Sano T, Kitagawa E, Saito T, Sato T
  • 学会等名: International society for quality of life research 17^<th> annual conference
  • 発表場所: London, UK
  • 年月日: 20101027-20101030
• [学会発表] 要介護高齢者における要介護度や自立度と健康効用値の関係 (2010)
  • 著者名/発表者名: 能登真一,上村隆元,泉良太
  • 学会等名: 日本公衆衛生学会総会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 20101027-20101029
• [学会発表] 日本語版HUI3を用いた健康効用値の評価第11報 (2010)
  • 著者名/発表者名: 渡会理映子,上村隆元,能登真一,岡本博照,松井知子,深澤進次,土田幸介,照屋浩司,角田透
  • 学会等名: 日本公衆衛生学会総会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 20101027-20101029
• [学会発表] リハビリテーションによる健康効用値・ADL の変化とその関係について (2010)
  • 著者名/発表者名: 泉良太,佐野哲也,山田敏之,斎藤和夫,能登真一
  • 学会等名: 日本作業療法学会
  • 発表場所: 仙台
  • 年月日: 20100611-20100612
• [学会発表] The measurement properties of Japanese HUI3-Construct validity observed in local community sample with chronic clinical conditions- (2010)
  • 著者名/発表者名: Uemura T, Moriguchi H, Noto S, Okamoto H, Tsunoda T
  • 学会等名: Health Technology Assessment intervention 7^<th> Annual Meeting
  • 発表場所: Dublin, Ireland
  • 年月日: 20100606-20100609
• [学会発表] 日本語版HUI3を用いた健康効用値の評価(第8報)-効用値とVASスコアの乖離- (2010)
  • 著者名/発表者名: 上村隆元,能登真一,泉良太,岡本博照,角田透
  • 学会等名: 日本衛生学会
  • 発表場所: 仙台
  • 年月日: 20100509-20100511
• [学会発表] 日本語版HUI3を用いた健康効用値の評価(第9報)-要介護度における構成概念妥当性- (2010)
  • 著者名/発表者名: 能登真一,上村隆元,泉良太,岡本博照,角田透
  • 学会等名: 日本衛生学会
  • 発表場所: 仙台
  • 年月日: 20100509-20100511
• [学会発表] 日本語版HUI3を用いた健康効用値の評価(第10報)-疾患有無による構成概念妥当性- (2010)
  • 著者名/発表者名: 上村隆元,能登真一,泉良太,岡本博照,角田透
  • 学会等名: 日本衛生学会
  • 発表場所: 仙台
  • 年月日: 20100509-20100511
• [学会発表] 要介護高齢者に対する作業療法の効果の研究多施設間ランダム化比較試験 (2009)
  • 著者名/発表者名: 能登真一,泉良太,上村隆元
  • 学会等名: 日本公衆衛生学会総会
  • 発表場所: 奈良
  • 年月日: 20091020-20091023
• [学会発表] リハビリテーションによって得られる質調整生存年(QALYs)の延長 (2009)
  • 著者名/発表者名: 能登真一
  • 学会等名: 日本作業療法学会
  • 発表場所: 郡山
  • 年月日: 20090619-20090621
• [学会発表] リハビリテーション医療費の推移とその関係要因の検討 (2009)
  • 著者名/発表者名: 能登真一
  • 学会等名: 医療経済学会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2009-07-18
• [図書] HUI.リハビリテーションにおける評価法ハンドブック(赤居正美編) (2009)
  • 著者名/発表者名: 能登真一,上村隆元
  • 総ページ数: 278-282
  • 出版者: 東京:医歯薬出版
• [備考] ホームページ等