研究課題
1.本年度の計画に記載していた(1)他府県のシステムとの比較調査と(2)医療経済的研究の進捗状況(1)山口県で行われているシステムと、宮城県で行われているシステムについての質的・量的研究を準備中であるが、調査受け入れの問題で進捗が遅れている。(2)在宅緩和ケアを行うことによるコストの削減についての試算については、医療機関におけるレセプト調査の困難さなどの理由により、進捗が遅れている。2.H21年度に新たに行った研究の成果(1)遺族満足度調査票であるFAMCAREの正式な日本語版開発論文の投稿準備を完了した。(2)緩和ケア岡山モデルにおける遺族満足度調査結果論文の投稿準備を開始している。(3)エキスパートパネルによる新たな課題の抽出と研究計画立案研究代表者と分担研究者、そして医療ソーシャルワーカー、理学療法士、訪問看護ステーションの看護師などの在宅医療の專門職を含めたエキスパートパネルにおいて、数年来の在宅緩和医療を取り巻く環境の変化やそれに伴う取り組むべき課題、さらに最終的な在宅緩和ケアシステムモデルの標準化に必要な課題について数回話し合いを行った。その結果、1)がん対策基本法制定後、がん診療拠点病院を中心とした在宅医療の推進政策が急速にとられつつあるとともに、文部科学省によるがんプロジェクトによる教育の充実が各地域で推進され、従来の地域から発信するシステムモデルは、その構造と需要に何らかの影響を受けている可能性が高いことが確認された。2) 従って、数年来の医療専門職および患者・家族の認識や需要の変化を把握する必要がある。と合意された。今後、これらの成果に基づき、最終年度の研究を完結する予定である。
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Breast Cancer (掲載決定(印刷中))
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