研究課題
基盤研究(C)
肝臓の乳がん耐性たん白質(Bcrp/ABCG2)の発現と機能に対するエンドトキシン(ET)の影響についてマウスを用いて検討したところ、Bcrの基質であるミトキサントロンの胆汁クリアランス(CL_<BILE>)は、ET投与24時間後に低下した。肝Bcrpの蛋白発現量はET投与24時間後に低下した。ETはIL-6およびIL-1βを過剰産生した。IL-6を前投与したところ、ミトキサントロンのCL_<BILE>は有意に減少した。IL-6(50,000U/マウス)は肝Bcrpの発現量は有意に低下した。この結果はETがIL-6を過剰産生することによって、肝Bcrpの発現量が低下し、その結果としてミトキサントロンのBcrp介在性の胆汁排泄能を低下させることを示唆するものである。 ETによる有機アニオン輸送蛋白(Oat1)およびOat3の基質であるパラアミノ馬尿酸(PAH)の尿細管分泌クリアランスと糸球体ろ過速度(GFR)と、Oat1およびOat3のmRNA発現量の経時的変化についてラットを用いて検討した。ETはOat1およびOat3のmRNA発現量を減少させることによってPAHの尿細管分泌を低下させること、この変化は一過性であり、時間依存的に回復することが示唆された。
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