研究課題/領域番号 |
20590601
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
中山 邦夫 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (80346197)
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研究分担者 |
森本 兼曩 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (20143414)
喜多村 祐里 大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (90294074)
戸田 雅裕 大阪歯科大学, 歯学部, 講師 (90362714)
呂 玉泉 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (90362722)
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キーワード | 睡眠 / 包括的健康度 / ライフスタイル / コルチゾール / 朝型・夜型 / 遺伝素因 / 睡眠健康医学 |
研究概要 |
1.睡眠様態と内分泌・健康指標の継続的解析 自記式質問紙調査による詳細なライフスタイル(森本の8つの健康習慣をはじめとする種々のライフスタイル項目)・睡眠様態の調査(ピッツバーグ睡眠質問調査票(PSQI)・睡眠満足度など)、朝型夜型調査票(MEQ)、ツングの自己評価式抑うつ調査票(SDS)、精神健康調査票28項冒版(GHQ-28)の他、内分泌態様を示す生体指標(唾液中コルチゾール・クロモグラニンA・アミラーゼ・メラトニン)をはじめとする種々の健康指標の測定を継続的に実施している職域集団に対し、職場の定期健康診断実施時に施行し、各因子の関連性について検討し、睡眠様態・内分泌機能指標・健康指標の相関について考察を深めた。 2.睡眠様態と脳機能イメージング 光トポグラフィー(日立製作所基礎研究所と共同で設計)を用いて、運動野・感覚野などの脳活性度の測定を非侵襲的に行ない、関連性を検討を行った。さらに携帯型光トポグラフィーを開発中で、広い範囲での研究に応用でき、幅広い社会医学研究の展開を目指した。また、設立準備中の大阪大学脳イメージング研究センター(仮称)との密接な連携の下、PET、NIRS、fMRI、などの脳機能イメージング研究機器で脳活動の測定も行なった。さらに、大阪大学睡眠学談話会・大阪大学睡眠医療センターとの密接な連携の下、幅広い視点から睡眠を捉えるべく、議論を深め、包括的な睡眠機構の理解に迫った。
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