研究課題/領域番号 |
20590602
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
塩飽 邦憲 島根大学, 医学部, 教授 (10108384)
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研究分担者 |
嘉数 直樹 島根大学, 医学部, 准教授 (20264757)
山崎 雅之 島根大学, 医学部, 助教 (60379683)
岩本 麻実子 島根大学, 医学部, 助教 (90432616)
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キーワード | 前糖尿病 / 糖尿病 / 身体活動 |
研究概要 |
1.雲南市2280人(掛合町、三刀屋町、大東町、加茂町)と出雲市609人(佐田町)の40歳以上の住民を対象に、HbAlcと薬物治療歴から糖尿病の管理状態を解析した。糖尿病有病率(HbAlc6.5%以上または薬物治療を行っている)は、雲南市6.3%(男9.4%、女4.8%)、出雲市8.0%(男9.1%、女6.1%)であり、特に農山村地域である雲南市の65歳以上の高齢女性で、糖尿病有病率が有意に低率であった。 2.雲南市においてHbAlc5.2-6.4%の希望者188人に対して、3ヶ月間の教育介入試験を実施した。摂取エネルギーは介入前の1881kcalから1655kcalに減少し、炭水化物と脂質の減少が著しかった。身体活動量は、都市生活者と異なり、日常生活と歩行の活動量がほぼ同じであった。集団全体としては、体重が0.8kg有意に減少したが、HbAlcは変化しなかった。HbAlcの減少した群では、介入前にHbAlcが高く、身体活動量が増加した人が多かったが、体重は増加した人が多かった。これらのことから、前糖尿病期では、身体活動低下が重要であり、身体活動を増加させる取り組みが糖尿病予防に重要であることが明らかになった。
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