1.上越市で展開している介護予防・転倒予防教室参加者を対象として身体機能測定、長期間の身体活動記録と転倒に関するアンケート調査を行った。これらのデータから、最大3歩幅法の妥当性を評価するために下肢筋群筋力、平衡機能、他の歩行能力との関係を分析した。 2.身体活動の季節変動と身体機能の変化との関係を検討した。 3.さらに転倒・つまずきとの関係を分析して、転倒・つまずきが起こる身体機能の臨界点について検討した。 平成21年度はこれまで蓄積したデータから、転倒・つまずきには下肢筋群筋力の絶対筋力が低下すること、左右差、前後差が大きいことが関係していることを突き止めた。これらの結果を平成22年度に学会発表する予定である。これら関連する要因の具体的な臨界点を明らかにするために、継続して調査を進める。また、高齢者の活動量の季節変動を分析し、2回の落ち込みがあることを見出し、これらについても学会で発表する予定である。これらのデータについてもさらに検討を加える予定である。
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