研究課題
基盤研究(C)
欧米の疫学研究から循環器疾患や糖尿病に自律神経系機能が関与していることが報告されてきた。そこで、地域一般住民を対象に自律神経系機能と耐糖能異常との関連について検討した。愛媛県T市において糖尿病治療中等を除く1032人に対し5分間の自律神経系機能検査と75gぶどう糖負荷試験による耐糖能の評価を行った。結果、心拍変動や自律神経系機能を表すSDNNやHRV indexの値が大きくなるに従って、耐糖能異常や糖尿病が出現するリスクは小さくなった。この関係は、BMI、拡張血圧、降圧薬内服有無、身体活動量、喫煙、飲酒を調整した後も有意であった。自律神経系機能と耐糖能が関連していることが示唆された。
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