平成17年、食育基本法が施行され,望ましい食習慣の形成は国民的課題となっている。これを受け、自治体、学校、地域の産業団体を通じて様々な食育活動が実施されてきた。食育活動が子どもの「こころ」、成長、行動や保護者世代の生活習慣の改善にどのような効果をもたらしたのか、疫学的に検証する研究は行われていない。本研究は、北陸地域の標準的な複数の小学校を対象として従来の食育教育が子どもの心身の発達や保護者世代の生活習慣の改善に与えた影響を調査する。さらに、食育活動とその効果を追跡するコホート研究を立ち上げ、より効果的な食育プログラムを開発し、協力関係にある自治体、学校を通じて地域に提言する。
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