研究課題
基盤研究(C)
MDMAを用いた細胞レベルと個体レベルにおける毒性発現解析において,マウス脳,心臓と肝臓における細胞内mRNA因子解析,血清学的解析及び法医中毒学的解析を合わせて複合的に解析された。MDMAによる行動毒性は細胞形態変化濃度より低濃度で示されることが再確認された。しかし細胞変形濃度と個体死亡時における血中濃度比はおおよそ2倍のレベルであることが示唆された。MDMA腹腔内40mg/kg投与時の肝臓mRNA因子解析と血清ALT値の解析から炎症反応の発症が示唆された。