研究概要 |
基礎研究において、AICAR,Metformin,Fasdiulによるメバロン酸経路抑制が骨芽細胞分化促進に関与することを示し、これらの糖尿病・血管疾患治療薬が骨形成促進にも有効である可能性を示唆した。臨床研究において、2型糖尿病では骨密度は椎体骨折リスク評価に有用ではなく、その代替として血中pentosidine,esRAGE,IGF-Iが有用であることを示した。骨芽細胞特異的蛋白である血中osteocalcin値は糖尿病、動脈硬化指標と負相関を示し、骨代謝と糖代謝との間にosteocalcinを介する共通の病態が存在することを報告した。
|