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2010 年度 実績報告書

クローン病感受性遺伝子TNFSF15の遺云子多型機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 20590735
研究機関東北大学

研究代表者

木内 喜孝  東北大学, 高等教育開発推進センター, 准教授 (20250780)

研究分担者 角田 洋一  東北大学, 医学系研究科, 非常勤講師 (50509205)
キーワードTNFSF15 / クローン病 / 感受性遺云子
研究概要

日本人クローン病の感受性遺伝子TNFSFI5が、どのようにクローン病発症の感受性に影響を与えているかを解明するため、我々が示したもっともクローン病との相関が強かった-358T/C或いは、-640A/GのSNPを中心とした、機能解析を行った。
クロマチン免疫沈降法(木内担当)
平成20年の結果によって、対立遺伝子特異的に転写因子が結合することが判明し、さらにその転写因子を、gel shift assayによるsupershiftを確認することで特定する作業を続けているが、現在までsupershiftを示す抗体を特定できていない。今回あらゆる利用可能なGATA3抗体を用いて、確認したが、やはりsupershiftを確認することはできなかった。
GATA3強制発現及びsiRNAによる発現抑制による転写活性に与える影響(木内・角田担当)
GATA3発現ベクター及ぶsiRNAによる、GATA3強制発現及びノックダウン系をJurkat細胞にて作製した。Jurkat細胞にGATA3を強制発現しても、またノックダウンしてもTNFSF15のプロモーターを組み込んだレポータープラスミドのルシフェラーゼ活性に影響を与えることはなかった。またgel shift assayにおいても、シフトバンドに変化を及ぼさなかった。
以上の結果より、TNFSF15-358Tに結合している転写因子はGATA3ではないという結論を導き出した!

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 疾患感受性遺伝子からみたクローン病2010

    • 著者名/発表者名
      木内喜孝
    • 雑誌名

      日本消化器病学会雑誌

      巻: 107 ページ: 855-862

  • [学会発表] The IL12B ggene is associated with the clinical course of Crohn's disease in Japanese patients.2010

    • 著者名/発表者名
      Kakuta Y
    • 学会等名
      18^<th> United European Gastroenterology Week
    • 発表場所
      Barcelona,スペイン
    • 年月日
      2010-10-25

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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