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2008 年度 実績報告書

C型肝炎ウイルス株間における感染性キメラウイルスを用いた感染中和メカニズムの解析

研究課題

研究課題/領域番号 20590757
研究機関山形大学

研究代表者

渡辺 久剛  山形大学, 医学部, 助教 (00332536)

研究分担者 邵 力  山形大学, 大学院・医学系研究科, 助教 (80344787)
キーワードワクチン / 中和抗体 / C型肝炎
研究概要

C型肝炎ウイルス(HCV)感染に対する予防ワクチンは生体内で中和抗体を誘導することで効果が期待されているが、これまでは効率のよいHCV細胞培養系が存在しなかったため、in vitroにおけるHCVワクチンの評価が困難であった。一方、感染中和抗体はHCVの中和から排除の機序で重要な役割を担っていると考えられているが、その詳細な解析はなされていない。本研究はまだ培養系が樹立されていない、遺伝子型1bおよび2bに対応するHCV培養系を樹立し、各遺伝子型に応じた中和抗体アッセイ系を確立することで、HCV感染における感染中和抗体の意義を明らかにすることを第一の目的とした。
平成20年度は、これらの感染性キメラクローンの構築を試みた。構築したクローンをトランスフェクションしたところ、蛍光免疫染色およびリアルタイムPCRではHCV増殖能は予想より弱いものであった。現在これらの適応変異についてシークエンスを行い検討しているが、より効率のよい感染培養系の構築が必要と考えている。一方、感染培養系をすでに確立した遺伝子型1aおよび2aの系については、今後の実験に必要な培養細胞由来HCVのウイルスストックを大量に作成し、その感染力価の測定も終えていることから、平成21年度に予定している、HCV培養系を用いた中和アッセイ系の確立に向けて準備は整ったと考えている。今年度はこのアッセイ系の確立を行っていく予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 1a/2a chimera HCV培養細胞感染系を用いた中和抗体レベルの解析2008

    • 著者名/発表者名
      渡辺久剛
    • 学会等名
      第44回日本肝臓学会総会
    • 発表場所
      愛媛県松山市
    • 年月日
      2008-06-04

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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