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2009 年度 実績報告書

C型慢性肝疾患での肝発癌と細胞外マトリックス分解系の遺伝子多型との関連

研究課題

研究課題/領域番号 20590779
研究機関鳥取大学

研究代表者

村脇 義和  鳥取大学, 医学部, 教授 (90144659)

キーワード遺伝子多型 / IL-1B / IL-10 / TGF-B1 / MMP-1 / MMP-3 / 肝細胞癌
研究概要

C型慢性肝疾患では肝線維化の進行とともに肝発癌率が高くなることが知られているが、その関連メカニズムについは明らかでない。肝細胞癌は線維肝・硬変肝に発症するので、発癌後に発育成長するには周囲の結合織を融解する必要があり、この過程に細胞外マトリックス分解酵素およびサイトカインが強く関与している。本研究ではC型慢性肝疾患での肝発癌と細胞外マトリックス代謝関連遺伝子多型を検討するものである。本年度は、IL-1B、IL-1RN、TGF-B1、MMP-1、-2-、-3、-7、-9の機能的遺伝子多型とC型肝細胞癌の病態と予後との関連を検討した。その結果、慢性肝疾患患者と比べて肝細胞癌患者で明らかな遺伝子多型頻度の差は認めなかったが、IL-1B-31 T/CとMMP-3-11716A/5Aの遺伝子多型により肝細胞癌の予後がことなっていることが示された。また、IL-10-824T/C遺伝子多型と肝線維化進行との関連を検討し, Tホモで進行が速い傾向が認められた。今後症例数を増やして、性および年齢などの肝発癌に関連する因子をマッチさせて統計解析を予定している。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] サイトカインおよびMMPの遺伝子多型とHCV関連肝細胞癌との関連2009

    • 著者名/発表者名
      岡本欣也, 他
    • 雑誌名

      薬理と治療 37

      ページ: S129-s136

  • [雑誌論文] Interleukin-10遺伝子多型と肝線維化進行2009

    • 著者名/発表者名
      石田千尋, 他
    • 雑誌名

      薬理と治療 37

      ページ: S89-s92

  • [学会発表] IL-1B, IL-1R RN, TGF-B1, MMP-1,-2,-3,-7,-9の遺伝子多型とHCV関連肝細胞癌との関連2009

    • 著者名/発表者名
      岡本欣也, 他
    • 学会等名
      第45回日本肝臓学会総会
    • 発表場所
      神戸国際展示場
    • 年月日
      20090604-20090605
  • [学会発表] C型慢性肝炎での肝綿維化進行とInterleukin-10遺伝子多型との関連2009

    • 著者名/発表者名
      石田千尋, 他
    • 学会等名
      第45回日本肝臓学会総会
    • 発表場所
      神戸国際展示場
    • 年月日
      20090604-20090605

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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