冠動脈プラークの組織性状を鑑別するintegrated backscatter intravascular ultrasound (IB-IVUS)画像の自動三次元化に関して、これまで手作業で血管の内腔と外膜外を画像から除外していたが、トレースにより自動的に除外できるプログラムの開発に成功した。これにより冠動脈の長軸方向の広い範囲の解析が可能となった。 三次元画像の元となる直座標画像の精度を64×64ピクセルから128×128ピクセルに向上させることに成功し、より精度の高い解析が可能となった。 汎用されている血管内超音波装置の別の機種でも解析が可能となるように、接続実験を行い病理組織と比較することで、二種類の血管内超音波装置でIB-IVUSの使用が可能となった。さらにその装置に搭載することを目標に実験を続けており、将来的には血管内超音波装置にIB-IVUSを接続して使用することなく、血管内超音波装置単独で使用することが可能となるため、利便性が高まる。
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