研究課題
基盤研究(C)
先進国の死亡原因第一位は脳血管障害です。その病態である動脈硬化は炎症性疾患と位置付けられます。その炎症の程度を示すバイオマーカーとしてCRP が広く知られていますが、ここで申し上げますバイオマーカーとは少量の血液検体で測定できうるタンパクを意味します。しかし現実の臨床ではCRPは、その特異性が低いため、あまり使用されておりません。PTX3はCRPと同じファミリーに属しますが発現部位は動脈硬化巣に認める細胞ということで血管特異性の強い炎症性タンパクです。そこで研究者らはPTX3に着目し、高感度測定系を開発しました。我々の開発した系は従来の測定系に比し約7倍感度が改善しております。本研究計画はこの高感度測定系を活用し、以下の項目を検証することを目的としています。1)正常値(カットオフ値)の設定2)慢性動脈硬化症でのPTX3 測定の意義:。3)冠動脈CT検査施行症例でのスクリーニングマーカーとしての意義4)整形外科疾患での肺梗塞予測因子としての意義5)急性冠症候群での予後判定マーカーとしての意義6)胸痛患者における新規鑑別診断マーカーとしての意義
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