研究課題
基盤研究(C)
不安定狭心症や心筋梗塞の引き金となる動脈硬化部位の破裂の原因には不明な点が多い。今回の研究で、PCI(冠動脈ステント植え込み術)によって動脈硬化部位に障害を与えた直後に、炎症反応に関わる蛋白質の中でCX3CL1のみが上昇し12時間上昇し続けることが分かった。また動脈硬化部位に脂質を多く含んでいる程、CX3CL1は上昇していた。このことは、末梢血中CX3CL1の測定が、不安定狭心症や心筋梗塞を速やかに診断するマーカーとしての意義を示唆している。
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