研究概要 |
1.PAI-1ノックダウン(KD)ベクターの構築とshRNA-PAI1安定発現株の取得 昨年度効果のあったsiRNA配列を用いて、tRNAプロモーターで発現誘導するPAI-1ノックダウンベクターを構築し、培養血管内皮細胞に導入した。ピューロマイシン耐性で選択した後、10株のクローンを得、さらにPAI-1が安定的にKDされている3株を取得した。 2.細胞周期関連因子発現量の検討 老化関連サイクリンキナーゼインヒビターp16,p19,p21のmRNA発現量及びタンパク発現量を検討したところ、p19はconfluent後、培養経過に伴い減少するパターン、p21は増加化するパターンであったが、Mock安定発現株とパターンに差がなかった。p16は増加するパターンを示し、KD細胞で発現量は減少していた。刺激や継代回数を重ね検討中である。 3.老齢PAI-1ノックアウト(KO)マウス(1年3月令)からの血液サンプル及びRNA抽出のための組織の取得 血液サンプルから、ノックアウトされている事を確認した。現在、mRNAを抽出し、発現量を検討している。
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