研究課題
基盤研究(C)
加齢と伴に血管内皮から発現増強されるPAI-1分子の血管老化に与える影響を、培養血管内皮細胞及びPAI-1遺伝子破壊(PAI-1KO)マウスを用いて解析した。1)内皮細胞の培養経過に伴い老化関連細胞周期因子p16^<INK4A>が増加すると共に、老化マーカー(SA-β-gal染色)との間に相関性を示した。2)PAI-1ノックダウン内皮細胞では、p16^<INK4A>発現が抑制され、3)抗酸化ポリフェノール処理により、SA-β-gal染色とp16^<INK4A>発現の増加が抑制された。4)老齢と若齢マウスの大動脈での発現遺伝子の差異をDNAマイクロアレイで解析したところ、老齢血管ではPAI-1を始めとしてMnSOD、Hsp等が増加し、GST、Troponin等が減少していた。5)またPAI-1 KO老齢血管では、老齢血管で発現増加していたものが低下し、細胞骨格、細胞外基質関連、ミトコンドリア関連遺伝子発現が減少していた。
すべて 2011 2010 2009 2008 その他
すべて 雑誌論文 (5件) 学会発表 (2件) 備考 (1件)
ONCOLOGY LETTERS 2
ページ: 283-288
Transplantation 87
ページ: 60-667
Blood 113
ページ: 470-478
月刊フードリサーチ(特集号:メタボ対策とアンチエイジング) 645
ページ: 22-25
比較生理生化学 26
ページ: 47-57