研究課題
基盤研究(C)
エリスロポエチン(EPO)は造血促進作用以外に細胞保護効果を有することが明らかとなり注目を集めているが、その血栓症惹起作用が臨床使用を困難にしている。本研究では動脈硬化・心筋梗塞を自然発症するWHHLMIウサギを用いて副作用を有しないEPO受容体アゴニスト(EPORA)の抗動脈硬化作用を検討した。EPORAはアポトーシス抑制・抗炎症作用を示し、WHHLMIウサギの冠動脈病変の進展を有意に抑制した。EPORAにはスタチンのような多面的効果が認められ、新しい動脈硬化治療薬として臨床応用が期待される。
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