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2010 年度 実績報告書

気管支喘息の慢性気導炎症の病態解明とその制御

研究課題

研究課題/領域番号 20590899
研究機関徳島大学

研究代表者

吾妻 雅彦  徳島大学, 病院, 講師 (80325282)

研究分担者 小川 博久  徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 助教 (50403754)
西岡 安彦  徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 准教授 (70274199)
キーワードアレルギー / 喘息
研究概要

気管支喘息の慢性気道炎症におけるNF-kappaBの関与を鯛するためIKKβ阻害剤であるIMD-0354を用いて検討を行っている。
ダニ抗原感作喘息マウスモデルを用いて継続して検討を行った。治療モデルとして、一旦気道リモデリンが形成された4週間後からIMD-0354を投与し、各種リモデリングの指標が改善していることを確認できた。特に気道上皮の杯細胞化生を抑制されていることから、ムチン等の気道分泌液が減少していることが予測される。肺抽出液中のIL-13がIMD-0354により有意に抑制されることから間接的にもMUC5ACの発現も低下していることが予測され、現在、作成されたモデル肺の遺伝子発現などを確認している。また、OVA喘息モデルの抗原感作前に、IMD-0354を投与することで抗原感作の抑制にも働くことが確認でき、こちらの検討結果は投稿準備中である。
以上の結果から、IKKβ阻害剤であるIMD-0354が気道の杯細胞化成を気道分泌する可能性が示唆された。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] IjB kinase b inhibitor IMD-0354 suppresses airway remodelling in a Dermatophagoides pteronyssinus-sensitized mouse model of chronic asthma2011

    • 著者名/発表者名
      小川博久
    • 雑誌名

      Clinical & Experimental Allergy

      巻: 41 ページ: 104-150

    • 査読あり
  • [学会発表] 慢性喘息モデルマウスにおける気道上皮からのNGF産生と気道過敏性への影響2010

    • 著者名/発表者名
      吾妻雅彦
    • 学会等名
      第61回日本アレルギー学会総会
    • 発表場所
      東京国際フォーラム
    • 年月日
      2010-11-26
  • [学会発表] アレルギー性気道炎症モデルマウスにおけるTARC-PE38の投与効果の検討2010

    • 著者名/発表者名
      吾妻雅彦
    • 学会等名
      第61回日本アレルギー学会総会
    • 発表場所
      東京国際フォーラム
    • 年月日
      2010-11-25
  • [学会発表] 喘息モデルマウスの抗原感作に対するIKK-β-NF-kappaB経路の影響について2010

    • 著者名/発表者名
      吾妻雅彦
    • 学会等名
      第61回日本アレルギー学会総会
    • 発表場所
      東京国際フォーラム
    • 年月日
      2010-11-25

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公開日: 2012-07-19  

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