研究課題/領域番号 |
20590925
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
呼吸器内科学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
小笠原 正人 愛媛大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (00325367)
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研究分担者 |
丸山 砂穂 愛媛大学, 大学院・医学系研究科, 助教 (10301326)
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研究協力者 |
山内 広平 岩手医科大学, 医学部, 教授
大串 文隆 国立病院機構, 高知病院, 院長
高橋 砂織 秋田県総合食品研究センター, 食品加工研究所, 所長
韮澤 悟 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究所, 食品バイオテクノロジー研究領域酵素研究ユニット, 主任研究員
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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キーワード | 間質性肺炎 / 異性体化蛋白質 / 上皮間葉移行 / 小胞体ストレス |
研究概要 |
特発性間質性肺炎ではストレスタンパク質誘導が起こり、その原因として蛋白質高次構造の異常が挙げられる。そこで蛋白質高次構造異常を引き起こす因子として蛋白質の異性体化に注目した。加齢や酸化ストレスに伴いタンパク質中のアスパラギン酸は異性体化され高次構造の変化をもたらすが、アスパラギン酸異性体化を修復する酵素(PCMT1)も細胞は備えており、肺胞上皮由来細胞株のPCMT1遺伝子発現をノックダウンすることで上皮様細胞は線維芽細胞に変化し、上皮-間葉移行(EMT)を起こすことを見出した。小胞体ストレスマーカーであるGRP78の誘導が確認された。一方、同様の細胞をTGF β1で刺激したとき線維芽細胞への変化は認められたが、GRP78の低下が認められた。アスパラギン酸の異性体化,ラセミ化による構造異常蛋白質の蓄積は上皮-間葉移行(EMT)を起こし、線維化の新たなメカニズムを提示することが出来た。本研究によりこの分子機序は特発性間質性肺炎の病気発症の原因の一つと考えられた。
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