研究課題
基盤研究(C)
Na利尿ペプチド(ANP・BNP・CNP)は強力な降圧利尿・RAA系抑制作用を有する心臓血管ホルモンである。腎臓関連領域におけるNa利尿ペプチド系の意義を検討した。CNP過剰発現マウスは腎間質線維化モデルで保護効果を示した。ANP・BNP受容体(GC-A)欠損マウスにアルドステロンを負荷すると著しい蛋白尿とpodocyte傷害を認めた。また腹膜透析合併症として難治性の腹膜硬化症がある。ヒビテン誘発モデルでは腹膜線維化・癒着をきたすが、ANP投与やBNP過剰発現マウスでは癒着が軽減した。このように、Na利尿ペプチドはpodocyteを含む複数の作用点で腎保護作用を示すこと、腹膜透析合併症に対しても治療応用の可能性が示された。
すべて 2010 2009 2008 その他
すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 7件) 学会発表 (6件) 備考 (1件) 産業財産権 (1件)
Endocrinology 151
ページ: 4381-4388
Nephrol Dial Transplant 25
ページ: 2120-2124
J Mol Med 87
ページ: 1029-1039
Am J Physiol Endocr Metab 297
ページ: E1339-E1348
Nephrol Dial Transplant 24
ページ: 2608-2609
Kidney Int 75
ページ: 285-294
Kidney Int 74
ページ: 70-80
http://www.kuhp.kyoto-u.ac.jp/~med2/index-jp.html