研究課題
基盤研究(C)
慢性腎臓病の進展機序解明のために、先天性巣状糸球体硬化症の原因遺伝子として同定され、後天性疾患においてもその役割が示唆されているTRPC6と、その情報伝達に関わるNFAT、NFκBの役割をラットの腎障害モデルで検討した。その結果、最近、慢性腎臓病進行を促進することが示されているアルドステロンによる腎障害モデルではNFκB活性化抑制薬が腎障害進行を軽減したが、TRPC6、NFATの関与は明らかではなかった。以上より、NFκB活性化が一部の慢性腎臓病において重要な役割を果たし、その阻害薬が治療に有用である可能性が示された。
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Clincal & Experimental Nephrology 15
ページ: 41-49