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2008 年度 実績報告書

メタボリックシンドローム治療に向けた脂質転写因子SREBP-1機能抑制効果の検討

研究課題

研究課題/領域番号 20591044
研究機関筑波大学

研究代表者

高橋 昭光  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (70344893)

キーワードメタボリックシンドローム / 肥満 / 転写因子 / 糖尿病 / 動物
研究概要

1.SREBP-1のノックダウンアデノウイルスベクターの作成と検討
作成したSREBP-1抑制ベクターを野生型C57b16マウスを用・いて検討した。コントロールのGFP発現ウイルスベクターとの比較において、約20%にSREBP-1mRNA発現は抑制されていた。ウイルス量を増やすことでさらなる抑制は認められたものの、AST/ALTがコントロール群においても有意に上昇を詔めてしまい、ウイルス感染による肝障害が考えられたため、実験系としては今回用いた程度のウイルス量と抑制効率が限界と考えられた。
2.invitro,exvivoにおけるノックダウンアデノウイルスベクターの条件検討
脂肪組織・骨格筋・単離膵島などの初代培養系において、今回作成したノックダウンアデノウイルスベクターがSREBP-1を抑制しうるか否かを検討した。脂肪の初代培養においては殆ど感染が成立せず、3T3-L11では抑制可能という結果を得た。骨格筋では局所注射においての抑制はある程度可能であった。単離膵島では一部に感染は成立するが、アデノウイルス感染がインスリン分泌に影響してしまうため、それ以上の検討は行っていない。
3.野生型マウスにおけるSREBP-1RNA干渉による影響の検討
野生型C57bl6マウスに1.で作成・条件検討したウイルスベクターを感染させ、対照と比較した。と体重、摂食量、血糖、インスリンでは有意差はなかったが、ノックダウン群の血清TG濃度の低下がみとめられた。ALT/ASTがGFPベクター群よりも有意に上昇してしまい、これらが肝障害による影響か、SREBP-1抑制による効果かついての検討を遺伝子発現の側面から実施予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考]

    • URL

      http://www.md.tsukuba.ac.jp/clinical-med/endocrinology/research/

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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