研究課題
基盤研究(C)
生活習慣病である肥満やメタボリックシンドロームには、単に脂肪細胞の肥大だけではなく、慢性炎症が深く関与している。我々は、生体組織を蛍光染色して共焦点顕微鏡で観察する「生体分子イメージング法」を開発した。この手法により、生きた状態の動物組織内の様々な細胞(脂肪細胞、血管細胞、免疫系細胞など)の相互作用を観察できるようになった。肥満した動物の脂肪組織では、脂肪細胞の分化と血管新生が同時に起きており、これには、免疫系細胞であるCD8陽性T細胞がマクロファージに働きかけて脂肪組織に浸潤させ、慢性炎症を引き起こしていることが明らかになった。
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Nature Medicine 15:8
ページ: 914-920