研究課題
基盤研究(C)
本研究では、新規インスリン分泌抑制ホルモン『グレリン』について、膵β細胞グレリン受容体シグナルをターゲットとしたインスリン分泌促進作用による新たな糖尿病治療法の開発基盤を構築することを目的とし、以下の成果を得た。(1)グレリンがβ細胞のcAMPを低下させてインスリン分泌を抑制することを明らかにした。(2)自然発症2型糖尿病GKラットは、食後の血中グレリンレベル低下が減弱しており、GKラットにグレリン受容体拮抗薬を投与すると、グルコース負荷試験時のインスリン分泌応答が亢進し耐糖能の改善を認めた。以上、β細胞グレリン受容体阻害によるインスリン分泌増強および耐糖能障害・2型糖尿病の抑制に関する学術的、治療的基盤を提出した。
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