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2008 年度 実績報告書

筋肉、脂肪組織におけるPPARδ概日リズム発現の意義と機能の解明

研究課題

研究課題/領域番号 20591090
研究機関信州大学

研究代表者

柿澤 供子  信州大学, 医学部附属病院, 助教 (80362127)

研究分担者 宮本 高秀  信州大学, 医学部附属病院, 講師 (20192768)
キーワード核内受容体 / 概日リズム / PPARδ / 脂肪組織 / 時計遺伝子
研究概要

核内受容体はリガンド依存性転写制御因子であり、ホルモン依存性に標的細胞内の転写調節を行うことにより生体の生理機能や代謝調節、細胞の分化増殖に寄与している。核内受容体の一つであるPPARδは、エネルギー代謝において重要な機能を持つ核受容体であるが、我々はその発現が概日リズムによる制御を受けることを見いだした。概日リズム発現の意義と機能について解明することを目的に、骨格筋、心筋、脂肪組織からmRNAを抽出し、組織特異的、時間依存的に作用するコファクターの検索を試みた。まず、遺伝子発現量の違いを検討した上で、PPARδやその標的遺伝子発現量の多い時間帯のmRNAをいくつか選択し、T7ファージベクターcDNAライブラリーを作製した。また、PPARδのプロモーターをクローニングし、酵母one-hybrid法を用い、PPARδプロモーターをHIS3遺伝子につないだレポーター遺伝子を用いた活性化因子のスクリーニングを行った。ライブラリーとしては筋肉、脂肪組織から作成したmRNAを使用した。得られたクローンについて、現在二次スクリーニング目的にPPARδ/RXRαコンプレックス、CLOCK、RORとの相互作用をみる目的でGST-pull down assayを行っている。T7 Promoterを付加したプライマーを用いて陽性クローンのインサートをPCRし、直接in vitroトランスレーション法によって^<35>S標識蛋白を作成し、GST-PPARδ/RXRαコンプレックス、GST-CLOCK、GST-RORとの相互作用を確認している。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Biphasic function of focal adhesion kinase in endothelial tubeformation induced by fibril-forming collagens.2008

    • 著者名/発表者名
      Nakamura J, Shigemasu, S Kakizawa T, Hashizume K
    • 雑誌名

      Biochem Biophys Res Commun 374

      ページ: 699-703

    • 査読あり
  • [学会発表] マウス細胞質甲状腺ホルモン結合蛋白プロモーターの解析2008

    • 著者名/発表者名
      武井真大, 鈴木悟, 西尾真一, 宮本高秀, 柿澤供子, 四宮健橋爪潔志
    • 学会等名
      第31回日本分子生物学会年会
    • 発表場所
      神戸ポートアイランド
    • 年月日
      2008-12-11

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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