• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2010 年度 実績報告書

白血病におけるkpm(Lats2)発現異常の分子病態

研究課題

研究課題/領域番号 20591122
研究機関立命館大学

研究代表者

堀 利行  立命館大学, 生命科学部, 教授 (70243102)

キーワード癌 / シグナル伝達 / Hippo経路 / RASSF
研究概要

C.elegansをモデル動物としてHippo経路の基本的な構造と機能を明らかにするために以下の研究を行った。
(1) C.elegansのWarts相同体(wts-1)と相互作用する分子の探索
C.elegansのWarts相同体であるwts-1のkinase domainを欠損させた変異型(wts-1ΔKD)をbaitとしてyeast two hybrideシステムを用いてスクリーニングを実施し、16個のprey候補を得て、そこからこれまでに10個の独立したクローンを単離した。現在、その中でE3ユビキチンリガーゼであるNHL-1について一過性発現系での共免疫沈降による相互作用の確認実験および、個体レベルでの相互作用および発現型の機能的関連性についてのepistasis解析を行っている。
(2) C.elegansにおけるRASSF相同体T24F1.3と相互作用する分子の探索
DNA傷害性ストレスによって活性化されるATMがRASSF1Aをリン酸化して、MST2とLats1の活性化とp73の安定化を引き起こすことが報告され(Curr Biol 19:2020-2025, 2009)、がん細胞の遺伝子の不安定化にRASSF1Aの欠損とともにHippo経路が関与することが示唆されている。そこで、C.elegansの唯一のRASSF相同体であるT24F1.3をbaitとしてyeast two hybridシステムを用いてスクリーニングを行い、これまでに30個の候補遺伝子を同定した。その中で、F11E6.7 (Rif1)、Rab-1、Rab-39などを有力候補と見なして、一過性発現系での共免疫沈降による相互作用の確認実験および、個体レベルでの相互作用および発現型の機能的関連性についてのepistasis解析を行っている。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] TSLP fosters human breast cancer tumor development by promoting type 2 inflammation.2011

    • 著者名/発表者名
      A.Pedroza-Gonzalez, et al.
    • 雑誌名

      J.Exp.Med.

      巻: 208 ページ: 479-490

    • 査読あり
  • [学会発表] WartsのC.elegans相同体Wts-1と相互作用する細胞分子の探索2010

    • 著者名/発表者名
      香座知典, 他3名
    • 学会等名
      第33回日本分子生物学会
    • 発表場所
      神戸ポートアイランド(兵庫県)
    • 年月日
      2010-12-10
  • [学会発表] C.elegansにおけるRASSF相同体T24F1.3の機能解析2010

    • 著者名/発表者名
      竹中元彦, 他3名
    • 学会等名
      第33回日本分子生物学会
    • 発表場所
      神戸ポートアイランド(兵庫県)
    • 年月日
      2010-12-10

URL: 

公開日: 2012-07-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi