研究概要 |
喘息モデルマウスにおいて肺内胚中心様組織には濾胞ヘルパーT細胞(T_<FH>細胞)様の細胞が存在することを確認し、T_<FH>様細胞はICOS, PD-1, BTLAを高発現し、TCR刺激によりIL-21を特異的に産生することを明らかにした。さらに喘息様の病態を高頻度で合併し、腫脹した涙腺内に胚中心様組織の形成を伴うIgG4関連疾患におけるIgE産生とCD4陽性T細胞の機能解析を行った。その結果、解析した9例全例で血清IgE値の上昇を認め、CD4陽性T細胞の解析では、健常者と比較してTh2サイトカインの産生亢進を認めた。
|