研究課題
基盤研究(C)
インフラマゾームの活性化とIL-1βの産生が、自己炎症の主な病態であるが、そのメカニズムは充分解明されていない。関節リウマチ(RA)滑膜細胞を用いて自己炎症の機序について検討した。RA滑膜細胞をNLRP3のリガンドであるMSU (modosodium urate)で刺激してもIL-1βは誘導されないが、低濃度の血清アミロイドA蛋白(SAA)で前処理するとIL-1βの産生が誘導された。さらにSAAは、RA滑膜細胞のNLRP3の発現を誘導した。本研究結果により、SAAにより、NLRP3の発現が誘導され、MSUによるインフラマゾームの活性化が促されて活性型IL-1βが誘導できることが明らかになった。
すべて 2011 2010 2008 その他
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 備考 (1件)
Rheumatology (Oxford). 50(6)
ページ: 1171-3
Clin Exp Rheumatol. 28(4 Suppl 60)
ページ: S99
医学のあゆみ2010 235(12,13)
ページ: 1159-1163
Clin Exp Rheumatol. 26(6)
ページ: 1091-4