研究課題/領域番号 |
20591221
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
鈴木 康之 岐阜大学, 医学部, 教授 (90154559)
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研究分担者 |
加藤 智美 岐阜大学, 医学部, 助教 (90345778)
阿部 恵子 岐阜大学, 医学部, 助教 (00444274)
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キーワード | 小児科 / 客観的臨床能力試験 / OSCE / 模擬患者 |
研究概要 |
最終年度は小児OSCE(客観的臨床能力試験)を臨床技能評価試験として定着させるために、これまで3年間の研究結果をまとめ、分析した。 ・小児OSCEに関するワークショップの開催:3回のワークショップを開催し、合計40名の参加者を得て、小児OSCEの必要性、課題作成方法、実施上の注意点等について、参加者とともに議論をしながら、理解を深め、実際に使用できる課題を作成した。これらのワークショップ開催を通じて、小児OSCEの普及を図ることができた。 ・小児OSCE用の課題作成:3回のワークショップで7つの課題を作成した。 課題A:脱水の評価 課題B:発達の評価 課題C:急性胃腸炎 課題D:腸重積 課題E:ロタウィルス感染症 課題F:グループ 課題G:川崎病 ・小児科の臨床技能教育、小児科学の新しい教育法に関する研究:小児科への動機付けを図り、保育園児との交流を通じて子どもへの接し方・コミュニケーションの取り方、妊婦との交流を通じて子どもを育てる喜びと不安などを実践的に学ぶ「地域体験実習プログラム」を開発した。またスキルスラボにおいて、シミュレータを活用した小児科臨床医学教育法をパイロット的に実施し、方法論を検討した。
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