研究課題
基盤研究(C)
腸管出血性大腸菌(EHEC)は、小児出血性大腸炎の主要病原菌であり、溶血性尿毒症(HUS)や脳症を引き起こす。EHECの産生する志賀毒素(Stx1およびStx2)はGb3を高発現している標的細胞を傷害するが、腸管から標的細胞へのStxs輸送機構は明らかでない。本研究では、Stxsが好中球のLacCerに結合し、リソソームやゴルジ体へは移行せずに核に取り込まれる事が分かった。HUS患者の腎糸球体には多くの好中球が浸潤しており、腸管でStxsと結合した好中球が標的細胞へStxsを運搬する可能性が考えられる。
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