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2009 年度 実績報告書

悪性黒色腫の転移におけるコネキシン26の役割の研究と転移阻害薬の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20591325
研究機関奈良県立医科大学

研究代表者

浅田 秀夫  奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (60252681)

キーワード悪性黒色腫 / コネキシン26 / ギャップ結合 / 内皮細胞 / 転移
研究概要

悪性黒色腫は早期にリンパ行性・血行性に身体の各所に転移をきたすため、皮膚癌のうちでも、最も予後不良の悪性腫瘍のひとつとして知られている。しかしながら、この腫瘍の転移のメカニズムについては今なお、不明な点が多い。我々は、悪性黒色腫の転移のメカニズムを明らかにすることにより、腫瘍の転移を阻止する治療薬を開発したいと考え研究を進めている。これまでに我々は、悪性黒色腫の転移には、腫瘍細胞と内皮細胞の間のコネキシン26によるギャップ結合の形成が重要な役割を担っていることを見いだした。さらに、マウスコネキシン26のアミノ酸配列から細胞外ドメインと予測される部分を2か所選定し、各々の部位について、抗原として最適と思われるペプチド配列を決定し、これらのペプチド抗原に対する高力価の精製抗体を得た。昨年から本年にかけて、BL6悪性黒色腫細胞株をマウスの足底に接種する前後の様々なタイミングで、種々の量の抗マウスコネキシン26精製抗体をマウス尾静脈から静注し、悪性黒色腫細胞の肺への転移を経時的に測定し、抗体による悪性黒色腫の転移抑制活性を解析中である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件)

  • [雑誌論文] High ratio of IgG4-positive plasma cell infiltration in cutaneous plasmacytosis--is this a cutaneous manifestation of IgG4-related disease?2009

    • 著者名/発表者名
      Miyagawa-Hayashino A, et al
    • 雑誌名

      Hum Pathol 40

      ページ: 1269-1277

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 下肢の生じた Stewart-Treves 症候群の1例2009

    • 著者名/発表者名
      森戸啓統, 他
    • 雑誌名

      皮膚科の臨床 51

      ページ: 1065-1068

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 小児の lymphomatoid papulosis2009

    • 著者名/発表者名
      大黒奈津子, 他
    • 雑誌名

      皮膚病診療 31

      ページ: 605-608

    • 査読あり

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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