悪性黒色腫の転移におけるコネキシン26の役割の研究と転移阻害薬の開発

2010 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 20591325
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 皮膚科学
• 研究機関: 奈良県立医科大学
• 研究代表者: 浅田 秀夫 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (60252681)
• 連携研究者: 伊藤 彰彦 近畿大学, 医学部, 教授 (80273647)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2010
• キーワード: 悪性黒色腫 / コネキシン26 / ギャップ結合 / 転移

研究概要

悪性黒色腫は早期に転移をきたす予後不良の腫瘍である。これまでにわれわれは悪性黒色腫の転移においてコネキシン26(Cx26)が重要な役割を担っていることを見いだした。本研究では悪性黒色腫の転移を抑制する分子標的治療薬の開発を目指して、Cx26分子の細胞外ドメインに対する抗体の作製を試み、マウス悪性黒色腫転移モデルを用いて、この抗体の転移阻止効果を調べた。その結果、作製した抗体は不完全ではあるが悪性黒色腫の転移抑制作用を示した。

研究成果

• [雑誌論文] Repair pathways independent of the Fanconi anemia nuclear core complex play a predominant role in mitigating formaldehyde-induced DNA damage. (2011)
  • 著者名/発表者名: Noda T, Takahashi A, Kondo N, Mori E, Okamoto N, Nakagawa Y, Ohnishi K, Zdzienicka MZ, Thompson LH, Helleday T, Asada H, Ohnishi T
  • 雑誌名: Biochem Biophys Res Commun 404 ページ: 206-210
  • 査読あり
• [雑誌論文] 下肢の生じたStewart-Treves症候群の1例 (2009)
  • 著者名/発表者名: 森戸啓統、泉敦子、井本恭子、福本隆也、小林信彦、浅田秀夫、宮川幸子、浅川勇雄、榎本美生、多田英之
  • 雑誌名: 皮膚臨床 51 ページ: 1065-1068
• [学会発表] Pigmented lesion on the right sole, nodular melanoma with massive regression. (2010)
  • 著者名/発表者名: Fukumoto T, Daikoku N, Kuwahara T, Kobayasi N, Asada H
  • 学会等名: Professor Mihm's Dermatopathology
  • 発表場所: Tokyo
  • 年月日: 20100000
• [学会発表] 青色母斑やpigmented epithelioid melanocytomaとの鑑別が問題となったmelanomaの1例 (2010)
  • 著者名/発表者名: 大黒奈津子、伊東由美子、長谷川文子、飯岡弘至、福本隆也、浅田秀夫
  • 学会等名: 第74回日本皮膚科学会東部支部学術大会
  • 発表場所: 宮城
  • 年月日: 20100000
• [学会発表] 腹部皮下に発生した悪性末梢神経腫瘍の1例 (2010)
  • 著者名/発表者名: 飯岡弘至、長山功佑、小川浩平、九鬼千夏、真名子英理、野田太一、桑原理充、福本隆也、浅田秀夫
  • 学会等名: 第26回日本皮膚悪性腫瘍学会学術大会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 20100000
• [学会発表] 大腿部の褐色結節 (2009)
  • 著者名/発表者名: 福本隆也、小川浩平、中野さち子、森戸啓統、北村華奈、浅田秀夫
  • 学会等名: 第60回日本皮膚科学会中部支部学術大会
  • 発表場所: 京都
  • 年月日: 20090000
• [学会発表] 大腿部の黒褐色腫瘍 (2008)
  • 著者名/発表者名: 福本隆也、白山純実、真柴久美、桑原理充、岡崎愛子、浅田秀夫
  • 学会等名: 第59回日本皮膚科学会中部支部学術大会
  • 発表場所: 名古屋
  • 年月日: 20080000