研究課題
基盤研究(C)
近年、腫瘍増大に伴う未熟な骨髄細胞集団が宿主免疫に影響することが注目され、それらはMyeloid-Derived Suppressor Cells(MDSCs)と呼ばれている。本研究では、1)メラノーマ腫瘍増大に伴うGr1^+CD11b^+未熟骨髄細胞集団はTh2型免疫反応によって誘導され易いこと、2)メラノーマ以外の腫瘍における新規ケモカインCXCL17/DMC/VCC-1の過剰発現によってこれらGr1^+CD11b^+未熟骨髄細胞集団が腫瘍局所で増数し、腫瘍内血管新生と密接に関連しすることを明らかにした。担がんマウスによる実験結果から、腫瘍型に依存したGr1^+CD11b^+未熟骨髄細胞集団が集積し、固有の腫瘍進展につながることが考えられた。
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