研究課題/領域番号 |
20591392
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
川崎 康弘 富山大学, 附属病院・神経精神科, 講師 (80242519)
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研究分担者 |
鈴木 道雄 富山大学, 医学部・精神神経医学, 教授 (40236013)
住吉 太幹 富山大学, 医学部・精神神経医学, 准教授 (80286062)
中村 主計 富山大学, 附属病院・神経精神科, 助教 (00447658)
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キーワード | Schizophrenia / At risk mental state / Early intervention / Magnetic resonance imaging / Event related potential |
研究概要 |
こころのリスク状態(ARMS)の対象者、統合失調症患者、健常者から同意を得て認知機能簡易評価尺度日本語版(BACS-J)、1.5テスラのMRIスキャナを用いて全脳の三次元撮像、脳波計を用いて安静時脳波と聴覚性odd-ball課題遂行中の事象関連電位測定をおこなった。ARMS対象には附属病院神経精神科の「こころのリスク外来」において診療が開始された対象のうち、書面による説明と同意が得られた場合に、認知行動療法を中心とした心理社会的介入プログラムが継続されているが、介入開始時の検査は終了している。 脳画像解析や脳波の解析をより詳細におこなうために、多変量解析などの解析技法を応用した新技術を開発しており、その妥当性の検討を統合失調症患者と健常者のデータをもちいて検討している。 これらの検討の予備的な検討結果は関連の学会にて発表しており、ARMS対象の介入プログラムについては6th International Conference on Early Psychosisにて、認知機能評価に関してはInternational Congress-Emory University Cognition Satellite Meetingにて、画像解析に関してはSchizophrenia International Research Society Conference、2nd WFSBP Asia-Pacific Congress & 30th JSBP, 10th Australasian Schizophrenia Conferenceにて発表した。
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