研究課題
基盤研究(C)
パーキンソン病類縁疾患である進行性核上性麻痺(Progressive supranuclear palsy;PSP)は、最近になって行動面での異常が注目され、前頭側頭型認知症(frontotemporal dementia;FTD)の類縁疾患として分類されることもある。しかし、両疾患の精神症状や行動異常を直接比較した研究はほとんどない。そこで、認知症専門外来を受診したPSP ならびにFTD症例の常同行動をthe Stereotypy Rating Inventory(SRI)で、精神症状全般をthe Neuropsychiatric Inventory(NPI)を用いて評価し、特に常同行動の神経基盤について検討した。その結果、両疾患でもっとも高頻度にみられた精神症状はアパシーで、異常行動、脱抑制がそれに続き、類似したプロフィールを示した。しかし、常同行動と食行動異常はFTDで有意に高頻度に認められた。PSPでは常同行動や食行動異常が目立たなかったことから、これらの行動障害の神経基盤としてFTDで直接侵される前頭葉眼窩面や側頭葉前方部、扁桃体の関与が推察された。
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