研究課題
基盤研究(C)
既治療のうつ病患者(難治性13名、非難治性12例)と、未治療のうつ病患者19名において、1.5Tesla MRI装置で撮像した拡散テンソルを用いて、脳白質の軽微な異常について検討した。既治療の難治性うつ病患者群では、健常者群と比べて、右前頭葉白質の一部に異常領域(fractional anisotropyの低下)を認めた。未治療のうつ病患者群では、脳白質の異常が認められたが、この白質異常は患者毎に異なる部位に生じていると考えられた。白質異常の程度は、うつ病の臨床的重症度とは無関係であった。
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