研究分担者 |
兼松 雅之 岐阜大学, 医学部附属病院, 准教授 (40252134)
五島 聡 岐阜大学, 医学部附属病院, 助教 (90402205)
近藤 浩史 岐阜大学, 医学部附属病院, 講師 (20324311)
藤田 廣志 岐阜大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (10124033)
柘植 裕介 岐阜大学, 医学部附属病院, 医員 (80444272)
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研究概要 |
病理学的に肝線維化スコアが確定した22例を対象に撮像されたcine-tagging画像(16mmおよび20mmの格子を用いてそれぞれ矢状断、冠状断の4種類)を解析し,全例についてBending energy(BE)を計測した.各々の画像から得たBE値につき,F0とF1以上,F1以下とF2以上,F2以下とF3以上,F3以下とF4の2群に分類し,それぞれのBE値を比較した.また肝線維化に対する診断能も検討した.16mm格子を用いた矢状断から得られたBE値のみが,F0(1.54±0.63)よりもF1以上(1.48±0.60,P=.013)で,またF1以下(0.97±0.12)よりもF2以上(0.96±0.36,P=.019)で有意に低値を示し、F1以上およびF2以上に対するAUC値はそれぞれ0.798,0.802であった.また,同手法の再現性を10人の健常肝ボランティアで検討した結果,級内相関係数は0.59から0.83(P=0.001-0.046)であった.初期検討においては,cine-tagging画像を用いたMREは慢性肝障害の診断に有用で可能性が示唆され,本手法の再現性も比較的高い結果が得られた.今後,臨床的な応用が可能となるように,BE値の自動計算化に向けて画像解析ソフトウェアを開発中である. この結果を基に,さらに臨床応用できるようcine-tagging画像と画像解析ソフトウェアを組み合わせた肝MRE開発を進める予定である.
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