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2009 年度 実績報告書

高磁場MR装置による変形性関節症の超早期診断

研究課題

研究課題/領域番号 20591453
研究機関首都大学東京

研究代表者

新津 守  首都大学東京, 人間健康科学研究科, 教授 (50251062)

キーワードMRI / 関節軟骨 / 高分解能画像 / 高磁場装置 / 変形性関節症
研究概要

3.0T(テスラ)の高磁場MR装置はわが国でも導入されつつあり、現在では100台以上が稼動している。3.0T装置は従来の1.5T装置に比べて極めて高いSNR(signal to noise ratio)を有し、関節軟骨などの微細構造の高分解能画像獲得には高い期待が寄せられてきた。しかし3.0T装置はわが国での認可が遅れたためもあり、今まで広く普及してきた1.5T装置に比べて、関節画像に必須な表面コイルやそのアプリケーションなどの付帯設備やその技術が極めて未熟、不備である。そこで本研究はようやく普及しだした3.0T機の関節MRIについて、周辺機器を含めて最適化し、変形性関節症の超早期診断のために関節軟骨の微細損傷描出を目指して究極の高分解能画像を追求するものである。
平成21年度は当大学とメディカルサテライト八重洲クリニックのMR装置を用い、ファントムと被検者を用いて、spin echo, fast spin echo, gradient echo法など基本パルス系列の調整を行った。それと共に、TR, TE, flip angleなど各パラメータを決定した。またスライス厚みや撮像視野、マトリクス数などの調整による最終的に100ミクロン程度の空間分解能達成の可能性を示すことができた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 撮像と読影のポイント:膝関節2009

    • 著者名/発表者名
      新津守
    • 雑誌名

      日本磁気共鳴医学会誌 29

      ページ: 170-177

    • 査読あり
  • [学会発表] Real-time Virtual Sonography of the Musculoskeletal System :2009

    • 著者名/発表者名
      Niitsu M
    • 学会等名
      95th Scientific Assembly and Annual Meeting of Radiological Society of North America
    • 発表場所
      Chicago, USA
    • 年月日
      2009-11-29
  • [図書] 「膝MRI」第2版2009

    • 著者名/発表者名
      新津守
    • 総ページ数
      217
    • 出版者
      医学書院

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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