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2008 年度 実績報告書

損傷修復遺伝子抑制とクロマチン損傷解析による放射線感受性増強法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20591490
研究機関千葉大学

研究代表者

川田 哲也  千葉大学, 大学院・医学研究院, 講師 (60234077)

研究分担者 伊東 久夫  千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (20095574)
キーワードNBS1 / 細胞生存率 / FISH法 / PCC法 / 放射線増感
研究概要

放射線感受性の初期に重要な働きをする遺伝子としてATM, NBS1が知られている。本研究ではATM, NBS1それぞれの役割そして相互関係を解析し、感受性を決定するメカニズムの解明とそれを利用した感受性試験の開発を目的としている。
初年度はヒト繊維芽細胞由来の細胞、癌細胞の放射線感受性を決定する実験を行った。AT(ataxia telangiectasia)とナイヒーメン症候群由来の細胞、骨肉種由来の細胞MG53に照射を行い放射線感受性を決定した。照射後直後および照射後に24時間修復を与えた条件で生存率を比較すると正常細胞とNBS1異常細胞では有意に生存率が上昇したが、ATMの異常細胞では改善が見られず、照射に対する損傷修復に対する作用はATMとNBS1では異なることが示唆された。同様な実験を腫瘍細胞を用いても現在検討中である。次年度には染色体異常をFISH法にて解析する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] X線または粒子線照射後の正常細胞、NBS1およびATM遺伝子異常細胞における染色体損傷に関する研究2008

    • 著者名/発表者名
      川田哲也、伊東久夫、他
    • 学会等名
      日本放射線影響学会
    • 発表場所
      北九州市福岡
    • 年月日
      2008-11-19

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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