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2008 年度 実績報告書

放射線分解型マイクロカプセルを使用した、放射線による抗癌剤標的療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20591503
研究機関岩手医科大学

研究代表者

原田 聡  岩手医科大学, 医学部, 講師 (20244931)

研究分担者 世良 耕一郎  岩手医科大学, 医学部, 教授 (00230855)
増田 友之  岩手医科大学, 医学部, 教授 (10199698)
キーワードマイクロカプセル / 放射線 / Drug Delivery System(DDS) / PIXE
研究概要

放射線照射によって、抗がん剤を放出するマイクロカプセル開発に向け、1)マイクロカプセル素材の適正化、2)マイクロカプセル皮下注時の抗腫瘍効果と副作用軽減に関して研究した。結果。以下に示す成果を得た。
1)マイクロカプセル素材の適正化:ヒアルロン酸-アルギン酸重合時に、従来のCa^<2+>のみによる重合よりも、 Fe^<2+>による重合を加えた場合、 Fe^<2+>が放射線によりFe^<3+>に変換され、重合形態が変化することにより、放射線による、マイクロカプセル内容放出が増加することが明らかとなった。
2)マイクロカプセル皮下注時の抗腫瘍効果と副作用軽減:マイクロカプセル10億個を、マウス左大腿部に移植した腫瘍周囲に皮下注し、照射したところ、薬剤単独よりも作用が長期化し、副作用が有意に低下することを明らかにした。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Medical Application of Particle Induced x-ray Emission2008

    • 著者名/発表者名
      S. Harada, et. al.
    • 雑誌名

      International Journal of PIXE 4

      ページ: 101-110

    • 査読あり

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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