研究課題
基盤研究(C)
個々の患者に対して適切な免疫抑制療法を実施するうえで多くのバイオマーカーが提案されてきた。しかし、臨床結果に繋がる有用な方法はいまだに得られていない。そこで我々ははじめにカルシニューリンインヒビターによるIL-2の阻害効果について個々の患者でIL-2のmRNAをRT-PCRによりモニターした。次に各種免疫抑制剤(シクロスポリン、タクロリムス、ミコフェノール酸、プレドニゾロン)を用い個々のT細胞の増殖抑制効果をCFSEでラベルしたフローサイトメトリー法により解析した。その結果シクロスポリンに対し感受性の高い患者ではウイルスの再活性化が起きやすいことを明らかにした。これらの結果から移植前の薬力学的解析により免疫抑制療法の適正な使用に有用な情報を提供できる可能性が考えられた。
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すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (15件) 備考 (1件)
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http://www.med.nagoya-u.ac.jp/tx-immunology/TOP.html/TOP.html